飲食店経営を始めたいときには調理師免許を取得する必要がなく、料理をふるまうレストラン等を開きたいときにはシェフを雇って自身はオーナーとして経営に従事する方法があります。お店を開業する場所を決めて保健所や消防署への届け出が必要になりますが、このとき食品衛生責任者や防火管理者を定める必要があります。

食品衛生責任者は飲食店であれば必ず定めなければならないものであり、料理の経験が無い人でも各都道府県で定期的に実施されている講習会に出席し、通常一日で取得ができますし調理師免許を持っている人は講習を受けなくても取得できるようになっています。防火管理者は収容人数が多いお店に必須で、お店の平米数によって甲種か乙種を取得しなければならないので、法律に目を通して自分の店舗がどれに当てはまるか確認を行うべきです。

店舗の場所を決めたりするのが大変で経営も素人、それでも飲食店経営を行いたいときには全国チェーン店などでフランチャイズ契約を行うと良いです。店舗を構えたい場所が集客を見込めるか調査してくれますし、経営のノウハウを指導してくれますから、徐々に詳しくなることができます。困ったことがあっても本社の人間が対応してくれるため、初めての経営でも軌道に乗せやすい特徴があります。ただチェーン店は所属するところによって、ノルマが課せられていることがあるので、どこに加盟するかじっくり選んで決めるべきです。